ラ・リーガ第5節、レアル・マドリードVSレアル・ソシエダの試合が行われた。
我らが久保はスタメンに名を連ねる。
白い巨人、マドリー相手にも圧巻のパフォーマンスを見せた。
ソシエダに欠かせない存在に
久保を生かすための戦術、と言っていいような、今のソシエダ。
ボールポゼッションは、ほぼマドリー。
しかし、数少ないチャンスでも結果を残す。
開始早々、ソシエダにゴールが生まれる。
「久保戦術」とも言うべき、左サイドで作り、フリーでいい状態の右サイドの久保にボールが渡る。
マドリーは久保に対して、左SBガルシアと左MFクロースで対応するが、相手2人に寄せられる前に絶妙なクロス。
前半5分に先制点を演出。
先制点からわずか5分。
再び、久保にいい状態でボールが入る。
再び、2人に寄せられるが、ヘルプで寄せてきたクロースを剥がし、ミドルシュートがゴールに突き刺さる。
しかし、オフサイドの判定でノーゴール。
オヤルサバル、何故そんなとこに‥
開始わずか約10分で2度、決定機を演出。
その後も前半は常に怖い存在となっていた。
圧は自陣からトラオレのパスを受け、ファーストタッチでクロースを抜く。
その後、約80mドリブルで持ち運び、フィニッシュまで。
相手GKの好セーブに阻まれる。
その直後にも、クロスで決定機演出。
前半で、マドリー相手に4度の決定機を作り、1点ゴールに結びつけた。
圧巻のパフォーマンスであった。
頼もしいチームメイト
トラオレ
久保と同サイドの右サイドバック。
ポゼッションもうまく、チームの為に走る汗かき屋の印象だ。
久保とも良い関係を築いているようにみえた。
1点目のシーンもトラオレのインナーラップで、相手DFをひきつけることで、久保が中に容易にいけるようなシーンを作った。
前後の運動量も多く、久保を追い越してくれるので、2対1の場面を作ったり、久保が仕掛けやすい状況を作ってくれる。
更なる良いコンビネーションを築いてもらいたい。
レミロ
ソシエダのGK。
この試合、MVP級のパフォーマンスを見せた守護神。
前半から後半までビックセーブの連発。
枠内シュート9本も打たれ、失点は2点。
その2点はキーパーにとって、ノーチャンスであった。
シュートセーブ時のポジショニングが非常に良く、マドリーのシュートの嵐をことこどくセーブ。
失点時のシュートのように、相当いいコースにシュートを打たないと入らない印象。
レミロが当たっていただけに、久保の幻のゴールや、後1点決め切れていれば、違う結果となっていたかもしれない。
スビメンディ
ソシエダのボランチで攻守の要。
マドリー戦では、ボールを握られる時間が長かったので、あまり目立たなかった。
しかし、要所要所でテクニックの高さを見せつけた。
ソシエダのビルドアップはスピメンディを経由することが多い。
この試合でも後方からビルドアップ時、いい中継役として、気の利いたプレーが見られた。
ボールストップとパスの技術は一級品だ。
ボールポゼッション率が高ければ高いほど、生きる選手だ。
マドリーの久保封じ
前半、久保にやられた為か、マドリーがハーフタイムで修正。
微妙に立ち位置を変えたり、後半途中からナチョを入れたりと、久保対策は明白。
その為、後半久保はあまりボールに絡めず、見せ場を作れなかった。
しかし、そんな封じられた久保を、今のソシエダは交代できない。
それでもピッチに残し、個での打開ができることは、監督からの信頼度が高いことを物語っている。
世界的なビッククラブ「レアル・マドリード」相手にこうも影響力を与える選手になった久保。
久保を抑えるための交代カードを切らせる。
衝撃的な試合だった。
今シーズン、ソシエダをどこまでリーグ上位に導けるか。
今後の久保建英に期待しかない。
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