W杯開幕前、最後の強化試合。
対戦相手はW杯初出場を決めたパナマ代表。
力の差があり、評価は難しいが、それでもW杯本番に期待できる良いパフォーマンスであったように思えた。
DFラインの安定
チームの大黒柱熊谷、ローマで活躍している南、そして新戦力で期待の石川。
強力な3バックだ。
熊谷、南はさすがの出来。
そんな中、今回注目したいのは石川だ❗️
フィジカルを生かしての対人能力の高さはWEリーグで証明済みだ。
この試合で私が感じたのは、足元の技術もしっかりしており、ビルドアップがうまいという点だ。
熊谷もビルドアップはうまい。
石川の加入で、DFラインのビルドアップが更に安定した。
横パスだけでなく、ボランチ等に縦パスを積極的に入れられる。
今日はやや格下の相手だったが、相手が強くなっても怖がらずに縦パスをどんどん入れてもらいたい。
なでしこの生命線、長野・長谷川のダブルボランチに数多くボールタッチさせ、日本にいいリズムをもたらして欲しい⚽️
中盤のパスワーク
安定バランスの長野、センス抜群の長谷川のダブルボランチは歴代のなでしこ史上でも、1、2を争うコンビかもしれない。
2人とも海外で活躍しており、海外選手のフィジカルの高さは日々経験しており、パナマ選手相手でも、何となく国内組と比べると、慣れているように見えた!
藤野や後半から出場した清家は、徐々に慣れていったが、最初は相手選手のフィジカルの高さにびっくりしていたのではないか?
普段ならかわせるのに、かわせない。そこまで足が出てくるのかっ!
なんてことを感じたのではないか。
しかし、体感したことで、W杯本番は最初から対応してもらいたい。
今日は相手が格下だったこともあり、長野、長谷川とも横パスやバックパスが少なく、縦パスや裏へのパスが多かった。
2人が顔を上げた時に、宮澤や清水がいいタイミングで顔を出していた。
1点目のゴールはさすが、海外組という感じだった。
今日は中盤でいいパスワークができたが、相手が強くなれば、多分、あそこまでは回せない。
そうなると、サイドがビルドアップの起点となる。
そうなると、清水の良さがもっと出るだろう。
今日はフリーランニングで、スペースを作ったりしていたが、相手が強くなれば、足下で受けて、ビルドアップでボランチ2人と、うまく打開してもらいたい。
なにはともあれ、今日の中盤のパスワークは見事だった。
宮澤、猶本、FW陣の奮起に期待
この試合、いいリズムを生み出していたのが、宮澤だ。
サッカーセンスを非常に感じる選手だ。
顔を出すタイミング、ボールを受ける場所がとても素晴らしい😁
技術も高く、W杯後、海外からオファーが来るのではないか?
もう少し、フィジカル的に強くなれば、もっと良くなる気がする。
決定機が何度かあったが、本番ではしっかり決めてもらいたい。
途中出場した、猶本も出場時間が短い中、存在感が出ていた。
海外でのプレー経験が生きていたように見える。
最初から海外選手のリーチの長さ等が分かっており、ボールを奪われない。
キック精度の高さは相変わらず。
最後のフリーキックは惜しかった。
この2人の活躍なくして、メダルは難しい。ゴールに絡むプレーを本番で期待したい。
一方、まだまだできると感じたのが、ストライカー2人だ。
田中も植木も、決めなきゃっ!という気持ちで、やや気負っていたのかな😅
いつも通り、もう少しリラックスしてプレーできれば、得点も生まれるはず。
2人とも体は動いており、コンディションは良さそうなので、後は1点決めれば、プレーに余裕が出てくるはず❗️
切磋琢磨して、この大会で2人とも成長しながら、ゴールを量産してもらいたい。
短期決戦なので、2人とも必ずチャンスはあるので、スタメンにせよ、途中出場にせよ、与えられた役割をしっかりと全うしてもらいたい。
W杯開幕まであと少し。
チーム一丸となって、メダル獲得を期待せずにはいられない🎖️
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